2021年– date –
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慎古事記の神
第22回 天忍穂耳命
そうだとばかり思っていると、実は違っていたということがたまに起こります。 寒くなってくると少女が感じた寒さが実感をもって語られるマッチ売りの少女ですが、あの話をクリスマスの物語だと思っている人は少なくありません。 少女がマッチをすると現れ... -
慎古事記の神
第21回 スサノオ
今年も一月を切りまして大河ドラマも終わりに近づいてきましたね。今年の大河のキャスティングが発表になった時、福井県福井市出身の津田寛治さんが武田耕雲斎であることに幕末水戸藩の悲劇を知っている人達の間でざわっとした空気が流れました。 ... -
慎古事記の神
第20回 スサノオ
その死に対し、日本のみならず海外からも弔意を寄せられた大塚康生さんという名アニメーターがおられます。 宮崎駿に 「アニメーションの面白さを教えてくれた人、アニメーターの眼でものを見始める──その入口を教えてくれた人」 と語らせ、初めて自分... -
慎古事記の神
第19回 月読
今年は8年ぶりに中秋の名月と満月が重なる年だったそうで。寸前までの台風到来で今年のお月見は駄目かと思っていた人もいたかもしれませんが、お出かけは我慢、人と会うのも我慢と我慢、我慢が続いている毎日に少しくらいはご褒美をあげようかと天が情けを... -
慎古事記の神
第18回 アマテラス
コロナ禍なので大きく伝えられていませんが、今年は聖徳太子1400忌なので色々イベントが開催されておりますね。 奈良と東京、それぞれの国立博物館で記念展覧会が開催されておりますが「コロナでなかったら両方はしごするのに!」と嘆いている人... -
慎古事記の神
第17回 三貴子
開催直前までの組織委員会のグダグダと開催されてからの選手達の活躍との対比が際立つ五輪が続いておりますね。 オリンピック開会式で使うことを目指していた KIMONO プロジェクトが参加各国をモチーフとした振袖の素晴らしさに賞賛が集まる一方で、プロジ... -
慎古事記の神
第16回 イザナギ イザナミ
雨に濡れる紫陽花が綺麗な季節です。私は古事記講座とは別に身体技法の講座にも通っているのですが、こういう季節になりますとそちらの師匠からよく聞かされた言葉がございます。 「そろそろ禁糖が始まるから甘いものは食べないようにね」 夏に向かい、... -
慎古事記の神
第15回 イザナギ イザナミ
「歴史を学ぶ意味は何でしょう?」 今回の古事記講座は、宗匠が出されたこの宿題を答えるところから始まりました。 「私達が歴史を学ぶ意味はなんでしょう?」 問いかけられた人達は、それぞれに自分が考える「歴史を学ぶ意味」を語りました。 この問... -
慎古事記の神
第14回 イザナミ
聖書の中にヨブ記という話がございます。ヨブは豊かな財産に加え、7人の息子と3人の娘に恵まれた子福者。そのうえ信心深い人格者。幸せを絵に描いたような存在であると同時に、ああいう人が幸せでなかったら世の中嘘だよね、そう感じさせる存在でも... -
慎古事記の神
第13回 イザナギ
私達が欲しいているのは「えん」でしょうか。「やわらぎ」でしょうか。 誘やナギ、誘やナミ イザナギ、イザナミという対になった神について語るにあたり、宗匠はこう仰られました。 「一月では足りない」 神代七代最後の神々であり、日本という国を生ん...
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