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- 慎古事記の神
慎・古事記の神
「子供に日本の神話について本を贈るなら?」という問いかけがあれば、まず候補としてあがるのは、松谷みよ子さんが書かれた日本の神話の本ですが、松谷さんの日本神話に対する想いは二律背反なものがありました。 松谷みよ子さんは大正15年の生まれ。大... - 季節のお楽しみ
今年の大河もあと一回
今年の大河、凄く面白いのにFBであまり話題にする人がいないのは何故でしょうね?心理戦がお好みじゃない人が多いのかな?刀伊の入冠もあったし、合戦好きの琴線にも触れるところ多いと思うのだけどな。前回なんて、武士の台頭と公家の終わりの始まりを... - 綺麗なもの
慎古事記の神
確か「旅ごころはリュートに乗って」だと思うのですが、星野博美さんが「弦楽器の歴史が音楽が貴族の楽しみから庶民も楽しめるものへと変わっていく過程と一致している」ということを書かれておりまして。貴族のサロンで奏られるリュートから聖堂に鳴り響... - 綺麗なもの
真秀雅風翳
毎月、クラブワールドさんで開かれている「慎古事記の神」で古事記の神々について深いお話を聞かせてくださる二條隆時宗匠の書家としての個展が麻布ギャラリー ラ・リューシュで、令和五年五月十日から二十四日まで開催されました。 個展のタイトルは... - 季節のお楽しみ
桜鎮祭
桜の季節でございます。現代の風潮を評して「ファスト教養」という本が出るくらい、世の中は教養ブームでございますが、私この教養ブームが苦手でございます。 なにせ「自分には教養がない」と胸を張って言える人間ですから、教養、教養と言われますと「お... - 慎古事記の神NEO
【第10回】 シンメトリーのTNGR
権利に対する意識が厳しくなったせいか、この頃は以前より見かけることが少なくなった気もいたしますが、ひと昔前までは、海外の映画や小説からアイデアを得た作品をわりと見かけた気もいたします。 これは映画やドラマだけでなくマンガについてもそう... - 慎古事記の神NEO
【第9回】 ウヒヂニからオオトノベ
その地域に住むものにとっては何の不思議もないことが、他地域に住むものにとってはとても不思議に映ることが時に起こります。 分かりやすい例で言えば祭り。自衛官を父に持つ友人は「長野の御柱祭りにだけは行くな」と固く戒められたそうです。曰く「あ... - 慎古事記の神NEO
【第8回】 トヨクモニ 神と人の饗えと宴
どうやら今の内閣は人に恵まれていないようでして。辞任ドミノと言われるくらい閣僚の更迭が相次いだかと思えば、今度は秘書官まで失言で更迭しなければならないと、総理もなかなか苦労が絶えません。 好き嫌いは誰にでもあることで、何が好きで何が嫌い... - 慎古事記の神NEO
【第7回】 クニトコタチ 両の手と大地のTNGR
ただ見てくれる存在があることの有難さ。そういう存在があることを実感したいという願望を皆どこかに持っているような気がします。 どこかに発表するというあてもなく、ただ作者が自分のアカウントからTwitterマンガとして発信した夜廻り猫。 「む、これは... - 慎古事記の神NEO
【第6回】 アメトコタチのTNGR
歳の終わりに一つ、あまり面白くない話をいたしましょう。 近年遺失物係を悩ましている忘れ物に遺骨というものがございます。電車の網棚やスーパーのトイレ、そのようなところに置かれた忘れ物が、戒名札や火葬場を特定できるような包みが取り除かれて... - 慎古事記の神NEO
【第5回】 ウマシアシカビヒコジⅡ
今年も終わりが近づいてまいりまして、夏の酷暑が嘘のように日毎に寒さが増してまいります。この時期の天気予報を見ると日本という国の多様性がわかります。 同じ日の予報で北海道と沖縄では20℃以上温度が違う。一つの国土の中に亜寒帯から亜熱帯まで有す...