古事記の神– category –
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古事記の神
【第26回】人心と古事記
月一で行われるわけではないので、並行してお聞きしている訳ではないのですが、宗匠から日本の神々についてのお話を伺うのと同様に、お坊様から仏教についてのお話を聞かせていただいておりまして。 仏教というのは布教してはいけない教えなのだそうですね... -
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第25回 アメノコヤネ
よく知られた物語の中でも語られなかった謎というものはございます。例えば高畑勲監督の遺作となった「かぐや姫の物語」あれなどまさに竹取物語の中で語られなかった謎に高畑監督が挑んだ物語ですね。 映画公開時のキャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」そ... -
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第24回 宗像三女神
海という天然の城壁によって守られている私達には理解しにくい感覚ですが、対立する国々が元は同じ国だったという例は世界では珍しくありません。 日本では、国難とされる元寇。これは世界史的に見ると、日本はなんと運と地形に恵まれた国だという話になり... -
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第23回 五皇子
日本人というのは、わりあい時に支配されやすい性格で、12月24日まではクリスマス。 それを過ぎたらガラッと切り替えてお正月を迎える準備に走り出し、大晦日までは賑やかに慌ただしく過ごしたかと思うと、除夜の鐘を境に静かに新しい年を迎える。 その... -
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第22回 天忍穂耳命
そうだとばかり思っていると、実は違っていたということがたまに起こります。 寒くなってくると少女が感じた寒さが実感をもって語られるマッチ売りの少女ですが、あの話をクリスマスの物語だと思っている人は少なくありません。 少女がマッチをすると現れ... -
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第21回 スサノオ
今年も一月を切りまして大河ドラマも終わりに近づいてきましたね。今年の大河のキャスティングが発表になった時、福井県福井市出身の津田寛治さんが武田耕雲斎であることに幕末水戸藩の悲劇を知っている人達の間でざわっとした空気が流れました。 ... -
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第20回 スサノオ
その死に対し、日本のみならず海外からも弔意を寄せられた大塚康生さんという名アニメーターがおられます。 宮崎駿に 「アニメーションの面白さを教えてくれた人、アニメーターの眼でものを見始める──その入口を教えてくれた人」 と語らせ、初めて自分... -
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第19回 月読
今年は8年ぶりに中秋の名月と満月が重なる年だったそうで。寸前までの台風到来で今年のお月見は駄目かと思っていた人もいたかもしれませんが、お出かけは我慢、人と会うのも我慢と我慢、我慢が続いている毎日に少しくらいはご褒美をあげようかと天が情けを... -
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第18回 アマテラス
コロナ禍なので大きく伝えられていませんが、今年は聖徳太子1400忌なので色々イベントが開催されておりますね。 奈良と東京、それぞれの国立博物館で記念展覧会が開催されておりますが「コロナでなかったら両方はしごするのに!」と嘆いている人... -
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第17回 三貴子
開催直前までの組織委員会のグダグダと開催されてからの選手達の活躍との対比が際立つ五輪が続いておりますね。 オリンピック開会式で使うことを目指していた KIMONO プロジェクトが参加各国をモチーフとした振袖の素晴らしさに賞賛が集まる一方で、プロジ...